トップ > 善玉菌のQ&A > アレルギー症状を軽減する乳酸菌はどれ?

花粉症やアトピーを抑える善玉菌

現代では、アレルギー症状を自覚する患者さんが増えています。特に花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)は国民病とも言われるほど罹患している人が多いですし、アトピー性皮膚炎も同様です。

これらの治療には、ステロイド剤などの外用薬を塗布するという方法が一般的ですが、それは対症療法であり、根本的な解決にはいたらない場合が多いというのが現状のようです。

そんな中、最近注目されているのが、乳酸菌やビフィズス菌を使った療法です。

腸内の善玉菌のチカラを借りて、腸内のバリア機能を高めてアレルゲン(抗原)の侵入を防いだり、免疫機能を調整してアレルギーを起こしにくくしたりするというものです。

ここでは、花粉症やアトピーなどの症状を緩和する効果を期待できるビフィズス菌や乳酸菌を、まとめて紹介します。

アレルギー軽減につながる善玉菌の一覧

  • エンテロコッカス・フェカリス・EC-12
  • ビフィドバクテリウム・アニマリス亜種ラクティス・LKM512
  • ビフィドバクテリウム・ロンガム・BB536(ビフィズス菌BB536)
  • ラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス・FC
  • ラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス・GCL1176
  • ラクトバチルス・アシドフィルス・L-55(L-55乳酸菌)
  • ラクトバチルス・アシドフィルス・L-92(L-92乳酸菌)
  • ラクトバチルス・カゼイ・シロタ(乳酸菌シロタ株)
  • ラクトバチルス・パラカゼイ・K-2
  • ラクトバチルス・パラカゼイ・KW3110
  • ラクトバチルス・プランタラム・HSK201
  • ラクトバチルス・ラムノーサス・GG(LGG乳酸菌)
  • ラクトバチルス・ロイテリ

アレルギー症状の軽減につながる善玉菌には、上記のようなものがあります。

ビフィズス菌LKM512株(ビフィドバクテリウム・アニマリス亜種ラクティス・LKM512)は動物の腸内から見つかったビフィズス菌ですが、腸内のバリア機能を高める作用が確認されています。

ビフィズス菌BB536(ビフィドバクテリウム・ロンガム・BB536)は森永乳業が健康な乳児から発見したもので、すでに40年以上も研究されており、世界中でヨーグルトやサプリメントに使われています

花粉症患者44名を対象に、1日に1000億個のBB536株を13週間にわたって摂取してもらったところ、花粉症の自覚症状が緩和されたということが報告されています。

参考 : 抗アレルギー作用 | ビフィズス菌研究所 - BB536.JP

クレモリス菌FC株(ラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス・FC)は、世界有数の長寿地域であるコーカサス地方で常食されていたヨーグルトから分離されたもので、「カスピ海ヨーグルト」などとして販売されています。

L-55乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス・L-55)は、オハヨー乳業が発見した菌株で、腸管に付着するチカラが強く、腸内にとどまって増殖する可能性が高いという性質があります。

花粉症モデルマウスを使った実験では、抗アレルギー剤(トラニラスト)を投与したグループとあまり変わらないレベルの花粉症の症状改善効果が見られました。

参考 : 花粉症の症状緩和について | L-55乳酸菌について | オハヨー乳業

L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス・L-92)は、カルピス社独自の菌株で、花粉症やアトピー、通年性アレルギー性鼻炎に対して有効であるということが報告されています。

参考 : アトピー対策と注目の「L-92乳酸菌」| カルピス社

K-2乳酸菌(ラクトバチルス・パラカゼイ・K-2)は、米菓メーカーの亀田製菓が酒粕から分離した植物性乳酸菌で、アトピー性皮膚炎の症状を抑えたり、花粉症の症状をやわらげたりすることが確認されています。

参考 : 植物性乳酸菌辞典【酒粕由来の乳酸菌】| 亀田製菓株式会社

花粉症やアトピーが起こる仕組み

そもそも、なぜ花粉症やアトピーなどにかかってしまうのでしょうか。

その原因は、腸内環境にあります。腸内には全体の約70%の免疫細胞が集まっているとされていますが、免疫系はいくつもの細胞がチームとして動くことでその機能を保っています。

たとえば、ナチュラル・キラー細胞(NK細胞)やマクロファージ(貪食細胞)がウイルスや病原菌、ガン細胞を除去したり、ヘルパーT細胞がB細胞に抗体(免疫グロブリン)をつくるように指示したりします。

この中でアレルギー症状に関わっているのが、獲得免疫系のヘルパーT細胞です。

ヘルパーT細胞には、マクロファージやキラーT細胞などを活性化したり、B細胞に IgG抗体(免疫グロブリンG)の産生を促したりする「Th1」と、B細胞に IgE抗体(免疫グロブリンE)の産生を促す「Th2」の2種類があります。

この2つのヘルパーT細胞はバランスを保ちながら存在していますが、そのバランスが崩れてTh2 の働きが強くなってしまうと、アレルギー症状を引き起こす IgE抗体がたくさん産生されて、花粉症などの症状が出てしまうのです。

善玉菌が免疫バランスを調整する

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌のなかには、2つのヘルパーT細胞の働きを調節する作用を持っているものがあります。

それらの善玉菌を摂取することで Th1 と Th2 のバランスが調整されて、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状が緩和されるという効果が得られると考えられています。

上記で紹介したビフィズス菌や乳酸菌は、複数の試験でアレルギー症状をやわらげる効果があることが確認されているものばかりですので、ぜひ参考にしてください。

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