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便秘のタイプと原因を知る

腸内環境が悪化することで、便秘になりやすくなるというのは「便秘解消に効くオリゴ糖と食物繊維」で説明したとおりですが、便秘にはいくつか種類があります。

腸内環境の悪化、つまり善玉菌が減って悪玉菌が増えることで、腸のぜんどう運動が低下して便秘の原因になってしまうというのもありますが、場合によってはほかの原因も考えられます。

便秘の種類を知り、自分の便秘のタイプと原因を特定することで、対策をうちやすくなります。ここでは、そのための基礎知識として、便秘の種類について説明します。

女性と高齢者に多い「弛緩性便秘」

便秘のなかでもっとも多いと考えられるのが「弛緩性便秘」です。これは、腸のぜんどう運動が低下して起こる便秘で、筋力の弱い女性や高齢者に特に多いものです。

腹筋やインナーマッスルが弱く、腸の内圧を高められないことで、うまく便が出せなかったり、下剤の使い過ぎで腸の働きが弱くなってしまったりしていることが要因です。

特に気をつけたいのが、後者の下剤の服用によって起こるパターン。

下剤にはいくつか種類がありますが、市販されているものの多くは「刺激性下剤」という種類のもので、腸をムリヤリ動かしてウンチを排出させようとする作用を持っています。

漢方系のセンナやダイオウ(大黄)などが含まれているものアントラキノン系のものや、ビサコジルやピコスルファートナトリウムなどが含まれているジフェニルメタン系のものがありますが、どちらも腸を刺激するものです。

これらの下剤を常用すると、薬の効き目がだんだん弱くなって服用する量が増えて、便秘が慢性化することがあります。

そうすると腸本来の機能がそこなわれて、自力で便を出すことがむずかしくなってしまいます。それによって、よりひどい便秘になってしまう可能性もあるほどです。

便秘薬を使った方法は対症療法であり、慢性的な便秘の根本治療にはつかえません。まずは食生活や運動習慣を変えたり、腹筋を鍛えたり、毎日決まった時間にトイレに座るなどの排便習慣を意識したりすることが大事です。

下剤の服用は最低限にとどめて、なるべく自力で排便するチカラをやしないましょう。

男性に多い「けいれん性便秘」

女性に多い便秘という症状のなかで、男性の割合が多いと考えられるのが「けいれん性便秘」です。これは、ストレスなどによって腸がけいれんを起こして、その部分をウンチが通りにくくなることで起こる便秘。

男性の場合は逆に、腸がギューッと絞られることで便が押し出されて、水分が腸壁に吸収される前に直腸に達してしまい、下痢の症状がでてしまうこともあります。

体質的なものもありますが、ストレス性の場合が多く、ストレスを認識したり解消したりすることで、便秘も治る場合があります。

下痢と便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」という症状に発展する場合もありますので、ストレスを強く感じるという認識がある場合は、消化器内科のほか、ストレスケアをおこなえる医者にかかるのも手段のひとつ。

ストレスは神経系に影響して、自律神経がコントロールする腸の動きを乱してしまい、結果的に腸内環境が悪化するということもあります。なるべく早めに対処しましょう。

直腸に問題がある「直腸性便秘」

直腸の反応が弱くなり、便意をもよおさなくなって起こる便秘が「直腸性便秘」です。

これは器質的な問題で起こるこもありますが、便意をガマンすることで直腸の反応が鈍くなることが要因のひとつとして考えられます。つまり、トイレを我慢すると、便秘になる可能性があるということ。

口から入った食べ物は胃と小腸で分解・吸収されます。大腸に入るときは、お粥のような状態になっており、大腸では水分が吸収されてだんだんと固形になっていき、ウンチの形がつくられます。

便が直腸に届くと、通常は「排便反射」という反応が起こり、便意をもよおします。しかし、たび重なるガマンなどによって直腸にきた便を排出しないでいると、しだいにこの反応が鈍くなります。

その結果、本来ならたまるはずのない直腸に便がたまってしまい、便秘になるということが起こります。

こうなってしまった場合は、まずは浣腸や下剤などでたまっている便を排出して、その後に毎日の排便習慣を整えたり、便意を感じたときにはガマンしないようにしたりすることで、解消していくことが必要です。

硬い便になるとウンチが出しにくい

便秘になるとやっかいなのが、便が硬くなるということです。ウンチの適切な水分量は70〜80%程度とされており、それよりも水分が多いと軟便(下痢)になり、少ないと硬い便になります。

硬くなりすぎると、いわゆるカチカチ便やコロコロ便と呼ばれる硬い便ができあがり、ウンチを出すときに痛みを感じたり、場合によっては裂肛(切れ痔)になったりする可能性があります。

大腸の腸壁は、内容物から水分を吸収します。そのため、便が長くとどまった状態である便秘になると、硬い便ができあがってしまうため、このような問題が発生してしまうのです。

便が硬くなってしまった場合は、水分の摂取、マグネシウム製剤(塩類下剤)の服用、オリゴ糖の摂取などが効果的です。しかし、いちばん良いのはふだんから腸内環境を整えて、良い便をつくること。

いずれの種類の便秘も、ウンチが腸内とどまることで、悪玉菌の増殖とそれらがつくる有害物質の増加をまねきます。善玉菌を維持して腸内環境の悪化をふせぐためにも、便秘対策は早めにおこないましょう。

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