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ビフィズス菌BifiXとは

ビフィズス菌BifiX(ビフィックス)とは、グリコ独自のヒト由来のビフィズス菌です。正式名称は「ビフィドバクテリウム・ラクティス・GCL2505株」といいます。

グリコではヨーグルトについて、味ではなく機能性を重視して菌探しをしていました。乳酸菌8,000株、ビフィズス菌2,000株の中から、おなかの健康に役立つ菌を探して発見したのが、このGCL2505株です。

BifiXの特徴は、生きたまま腸まで届くこと、そしてお腹のなかで非常によく増殖するということです。

その結果、酢酸やプロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」が腸内で増えて、悪玉菌の増殖が抑えられたり、便通が改善されたり、メタボリックシンドロームの対策ができたりという効果を期待できます。

生きて腸まで届きよく増える

ビフィズス菌BifiXは、約10,000株の中から、より胃酸に強く健康に寄与する菌を探すなかで発見された、ヒト由来のビフィズス菌です。

その特徴は、なんといっても大腸まで生きた状態で届いて、さらにそこで素早く増殖するということ。一般的なビフィズス菌よりも非常に早く増加する様子を、以下の動画で見ることができます。

BifiXがお腹のなかで非常によく増えるというのを裏付ける試験結果があります。

BifiXが配合されたヨーグルトをお昼ごはんのあとに1度だけ食べてもらい、その1週間後の便を調査した結果、食べた量の10倍以上の菌数が確認されたのです。

乳酸菌やビフィズス菌を外部から摂取した場合、自分の腸に合わないものはすぐに排出されるのであまり効果がない、ということが言われますが、BifiXに関しては摂取することが無意味ではないということがわかります。

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂取すると、それらがつくりだす有機酸によって悪玉菌の数が減ったり、腸が刺激されてぜんどう運動が促進されたりして、腸が健康になります。

しかし、摂取した善玉菌の種類によっては、すぐに排出されたり、あまり増えなかったりということがあります。

同じ善玉菌を摂るなら、なるべく腸に長く留まり、そこで増えるものを選んだほうが良いのですが、その点でBifiXは非常に心強い味方であると言えます。

便秘解消の効果

ビフィズス菌BifiXには、便秘解消の効果を期待できます。

便秘傾向のあるボランティアを対象にした試験で、BifiX入りのヨーグルトを毎日100g、2週間継続して摂取してもらったところ、排便回数の増加が確認されたという報告があります。

参考 : 「短鎖脂肪酸」は、便秘解消の頼もしい味方 | BifiX研究レポート

BifiXは腸内で増殖して、もともと腸に存在するビフィズス菌と一緒に、善玉菌の数の増加の助けとなります。善玉菌の数の増加によって、腸内の酢酸・プロピオン酸・酪酸などの短鎖脂肪酸の量が増えます。

短鎖脂肪酸は悪玉菌をやっつけて、アンモニアや硫化水素、フェノールなどの有害物質が産生されるのを抑制します。また、腸の粘膜を刺激してぜんどう運動を促進して、便通の改善に役立ちます。

また、便秘の要因のひとつである硬い便の解消効果も期待できます。

便秘の原因のひとつに硬い便の存在があげられます。大腸には内容物の水分を吸収する働きがあり、それによってお粥状の便がだんだんと固形化されて、最終的に排出しやすい状態になります。

しかし、便秘によってウンチが腸内に長く留まると、水分が必要以上に吸収されてしまい、カチカチ便ができあがってしまいます。

そうなると便が腸内をスムーズに移動しにくくなったり、排便する際に肛門に痛みが生じたりして、便秘を悪化させることにもなりかねません。

BifiXのつくりだす短鎖脂肪酸には、腸壁から腸管内への水分の放出を促進する作用があります。それによって便の水分量が多くなり、適度な硬さが保たれることが期待できます。

上記の作用によって腸内環境が良好になり、便秘解消や免疫力アップなどの効果を期待できるというわけです。

メタボ予防の効果

現代病のひとつとも言われる「メタボリック症候群」。ビフィズス菌BifiXは、その対策にも役立つと考えられています。

マウスを使った試験では、BifiXを7週間、毎日摂取したマウスは、内臓脂肪の蓄積が抑制されることがわかりました。

この試験では、BifiXではない他の種類のビフィズス菌を与えられたマウスもいましたが、そのマウスよりもBifiXを与えられたマウスのほうが、明らかに内臓脂肪の割合が低いという結果が出ています。

なぜ内臓脂肪の蓄積が抑えられたのかというと、その理由はビフィズス菌のつくりだす短鎖脂肪酸にあります。

酢酸などの短鎖脂肪酸には、悪玉菌の増殖抑制や便通改善などの効果が期待できますが、そのほかに、メタボ対策に有効な「グルカゴン様ペプチド」(GLP-1)というホルモンの分泌を促進するという働きもあります。

GLP-1には、血糖値の上昇や脂肪の蓄積を抑える作用があり、このホルモンを活性化することが有効なメタボ対策になると考えられています。

BifiXの摂取によって腸内のビフィズス菌数が増えることはすでに説明したとおりです。それによって腸内の短鎖脂肪酸が増えて、短鎖脂肪酸が抗メタボホルモンのGLP-1の分泌が促進されるという流れです。

生活習慣病の予防には、特定の栄養素やビフィズス菌の摂取だけでなく、食生活全体に気を配ったり、運動習慣を改善したりすることも必要なのは言うまでもありません。

しかし、それらの補助的な位置づけとしてBifiXを摂取することで、より効果的にメタボ対策をすすめられるかもしれません。

BifiX入りのヨーグルト

BifiXはグリコ独自のビフィズス菌なので、江崎グリコの製品に含まれています。

具体的には「朝食BifiX(ビフィックス)ヨーグルト」シリーズ、1本に1000億個のBifiXが含まれている高濃度ビフィズス菌飲料「BifiX(ビフィックス)1000」などです。

これらのうち、朝食BifiXシリーズの、375g入り・140g入り・脂肪ゼロ・のむヨーグルトの4商品は「機能性表示食品」として消費者庁に届出されています。

機能性表示食品とは、企業の責任のもとに含有成分の機能性を表示することを、消費者庁に届け出られた食品のことで、科学的根拠に基づいた表示をおこなうことが前提となっています。

すでに説明した試験結果などから、BifiXには腸内のビフィズス菌数の増加や腸内環境改善などの効果が期待できることが証明されており、それをもとに機能性を表示していると思われます。

ちなみに、表示されている機能性は以下のとおりです。

本品にはビフィズス菌BifiX(B. lactis GCL2505)が含まれます。ビフィズス菌BifiXは生きて腸まで届き、腸内で増殖することで、腸内環境を改善することが報告されています。

酢酸が多めに産生されるため、BifiX1000を飲むと喉にピリッという感覚を覚えることがありますが、個人的にはあまり気にならないレベルです。

ヨーグルトのほうはゼラチンや寒天を使って固められており、プルプルとしたやや硬めの食感に仕上げられています。好みが分かれると思いますが、硬めのヨーグルトでもOKという方にはオススメです。

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