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善玉菌の摂取によって免疫力がアップする

善玉菌を摂ることが免疫力アップにつながる。そんなことを聞いたことがあるかもしれません。

特定の善玉菌を含むヨーグルトを食べると風邪にかかりにくくなる、インフルエンザ予防になるという研究データがありますが、それは善玉菌によって免疫細胞が活性化されるからです。

なぜビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を摂取すると免疫力が向上するのか。ここでは、免疫力とは何か、免疫細胞はどのように働くのかということなどと一緒に、その仕組みを説明します。

免疫力とは

免疫力とは何かというと、病原菌やウイルスに対するカラダの抵抗力のことです。

自然界には病原性の細菌やウイルスが数多く存在しており、それらに感染すると風邪やインフルエンザのほか、いろいろな病気にかかります。それを防ぐためのチカラが免疫力です。

人間の免疫には2種類があります。病原菌やウイルスが侵入したときに即座に対応する「自然免疫」と、個々の抗原(ウイルスなど)に対する有効な手段をとる「獲得免疫」です。

自然免疫には、有害菌を食べてしまうマクロファージや好中球、ナチュラル・キラー細胞(NK細胞)などがあります。これらの免疫細胞は常に一定数がカラダを巡っており、侵入した外敵に素早く対応します。

自然免疫が突破されたときにあらわれるのが、「抗体」やキラーT細胞などの獲得免疫です。抗体をつくるには情報収集が必要であり、その用意には約1週間かかるとされていますが、非常に有効な免疫として機能します。

樹状細胞が抗原の情報を得てT細胞に伝えて、それをもとにT細胞がB細胞に抗体をつくるように指令を出します。それを受けてB細胞が抗体をつくるという流れです。

このようにして作られた抗体は、病原菌やウイルスなどの抗原を判別して記憶しており、効率的に外敵をやっつけられるように機能します。

ヒトの免疫システムはこのように2重の構造になっており、ふだん体内をパトロールしている自然免疫と、有事に強力かつ精巧に病原菌やウイルスを排除する獲得免疫がカラダを守っているのです。

腸に集まる免疫細胞

上記のような仕組みでカラダを守る免疫細胞は、リンパ管やリンパ節、胸腺などカラダの各所に存在しますが、その発生には骨髄が関係しています。

骨髄とは骨の中心部あるやわらかい組織で、そこで「造血幹細胞」がつくられます。その造血幹細胞から赤血球や白血球がつくられ、白血球がT細胞やB細胞、マクロファージや好中球などの免疫細胞に分化します。

こうした免疫細胞の集まり、免疫システムのことを免疫系といいますが、人体の約70%の免疫細胞が腸管に集まっているとされています。つまり、腸は人体最大の免疫器官なのです。

腸管免疫」と呼ばれる腸の免疫系によって人体は、病原菌やウイルスから守られています。腸は栄養を吸収する器官であると同時に、免疫の中心となる器官でもあるのです。

なぜ腸に免疫細胞が集中して存在するのかというと、それは腸が栄養を吸収する場所であり、大量の食品成分をとりこむ場所だからです。そこには病原菌などの「招かれざる客」もくるため、このような警備体制がしかれているのです。

腸では、栄養を吸収する吸収細胞の近くに、いろいろな免疫細胞をようするパイエル板という組織があり、カラダを守っています。

また腸でつくられる「免疫グロブリンA(IgA)」という抗体は、口やほかの粘膜に送られます。唾液腺や涙腺、鼻の粘膜などで、外敵から人体を守るために働くのです。

腸は人体最大の免疫系として、腸内での病原菌やウイルスの感染を防ぐほか、ほかの粘膜組織への援助もおこなっている、非常に重要な免疫器官のひとつなのです。

経口免疫寛容とは

免疫は、自己と非自己をわけて、非自己に対しては攻撃したり排除したりするという働きをします。

自己とは人体の各細胞などのことで、非自己とは病原菌のほか、腸内細菌(善玉菌や悪玉菌)、食品などを含みます。

しかしこれらのなかで、病原菌やウイルス以外の腸内細菌や食べ物については、非自己であるものの攻撃を加えることはせず、むしろ共生を許したり栄養として吸収したりします。

このように免疫細胞は非常に複雑で高度な判断をおこなっているのですが、食品アレルギーを起こさないようにとられる仕組みのことを「経口免疫寛容」といいます。

人体にとって異物でありながらも、しかしそれを摂らなければ生命活動を維持できない食品に対して、毎回反応していたら栄養を吸収できず、生命活動が維持できなくなってしまう可能性があります。

そのため、免疫細胞が働かないように、食品成分に対して免疫を抑えるような仕組みがそなわっているのです。

しかし、この仕組みがうまく働かず、免疫細胞の働きのバランスが崩れてしまうことがあります。それによって起こるのが、食品アレルギーだとされています。免疫は複雑でデリケートなシステムなのです。

善玉菌による免疫力の向上

上記で説明したように、免疫には外部から侵入した敵を攻撃する仕組みがありますが、腸内細菌に対しては攻撃を加えません。それによって、腸内にはビフィズス菌や乳酸菌などが存在できるのです。

善玉菌によって得られる効果のひとつに、免疫力の向上があります。なぜ免疫力が向上するのかというと、それにはビフィズス菌(ビフィドバクテリウム)や乳酸菌(ラクトバチルスなど)の菌体成分が関係しています。

免疫細胞の表面には、免疫系を働かせるための受容体があります。この受容体に特定の成分が結合すると、細胞内に信号がはしって細胞が活性化されます。

受容体は10種類ほどが確認されており、それぞれ結合する物質がちがいますが、そのなかでビフィドバクテリウムやラクトバチルスなどの善玉菌の菌体成分と結合するものがあります。

これらの免疫細胞の受容体に、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の成分が結合して、それによって免疫細胞が活性化されるというわけです。

善玉菌を摂ることで免疫力がアップすると言われてもピンとこないと思いますが、このような仕組みがわかれば、積極的に善玉菌を摂取してカラダの抵抗力を上げようという気になりますよね。

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