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ストレスによる善玉菌の減少と便秘

ストレスがかかると、胃が痛くなるということがあると思います。仕事や人間関係などで強いストレスを受けた場合、胃潰瘍などの胃の病気にかかってしまうこともあるかもしれません。

実は、ストレスは胃だけではなく腸にも影響を与えます。

基本的には、ストレスを受けると腸内環境は悪化します。その理由は、ストレスが自律神経に影響して便秘になってしまい、その結果、腸内環境が悪化してしまうというものです。

また、ビフィズス菌などの善玉菌は、ストレスを受けるとその数が減ってしまうと言われています。ここでは、善玉菌がストレスで減ってしまうことについての詳細を説明します。

腸内フローラの変化

健康な人の腸内では、善玉菌が20%、悪玉菌が10%、日和見菌が70%存在するとされています。しかし、実際に腸内フローラ(腸内細菌の生態系)をチェックした場合、その割合は人によってバラバラです。

大腸内視鏡検査とともに、腸の検査として有名なものに「腸内フローラ検査」「腸内フローラチェック」というものがあります。

これはその名のとおり、腸内細菌の構成をチェックする検査です。

糞便を検査することで、ビフィズス菌がどれくらいの割合存在するのか、ビフィズス菌以外の乳酸菌はどれほどいるのか、悪玉菌の占有率はどの程度なのか、といったことを確認することができます。

その腸内フローラチェックをおこなった場合、ビフィズス菌や乳酸菌、悪玉菌であるウェルシュ菌や大腸菌(有毒株)、日和見菌であるバクテロイデスやユウバクテリウムなどの割合は、人によってまったく違います。

善玉菌が30%を占めている人もいれば、善玉菌は5%ほどしかおらず、悪玉菌が大勢をしめているという人もいます。

離乳期のはじまる前の赤ちゃんのころは、誰しも善玉菌であるビフィズス菌が優勢で、その割合は99%と言われています。離乳食を食べるようになるとほかの菌が増えますが、それでも善玉菌が優勢な状態は変わりません。

そして成人する頃には、善玉菌は10〜20%程度になるとされています。この成長の過程で、どのような食生活を送ってきたか、好き嫌いはどうだったか、運動をしてきたか、ストレスの状態はどうだったかが構成割合に影響します。

善玉菌が減る原因は、おもに3つです。

それは、「加齢」「ストレス」「食生活の乱れ」。この3つをいかにコントロールしてきたか、成長過程でどのような生活習慣やストレス状態を過ごしてきたのかが、腸内フローラを決定するのです。

この中で、加齢はあまりコントロールできない要素であり、防ぐのは難しいもの。いちばん簡単なのは食生活のコントロールで、自分を律することができれば、ある程度の成果をあげられます。

そして、もっとも外部環境に左右されるのが、ストレスです。

ストレスに関しては、自分ではコントロールできないこともあると思います。しかし、腸内環境に非常に大きな影響を与えるものなので、ストレスケアをしっかりおこなうことは整腸において大事なことなのです。

ストレスは善玉菌を減らす

ストレスは、ビフィズス菌などの善玉菌を減少させます

腸内細菌学のパイオニアであり、東京大学名誉教授、理化学研究所名誉研究員などの肩書をもつ光岡知足さんの著書「人の健康は腸内細菌で決まる!」には、ストレスで腸内フローラが悪化した例が書かれています。

それによると、過酷な訓練をすることで有名な自衛隊のレンジャー部隊に参加した青年たちの腸内フローラが、訓練前は健康的なものだったのに、2週間の訓練後には老人なみの悪玉菌が優勢な腸内フローラに変化したとのことです。

また、同じように過度のストレスにさらされる宇宙飛行士について、その糞便をチェックするという研究がおこなわれた際にも、善玉菌が減って悪玉菌が増えたということが確認されています。

参考 : ビフィズス菌は減ってしまう! | ビフィズス菌BifiX(ビフィックス)| グリコ乳業株式会社

ストレスは、確実に善玉菌を減らして、腸内環境を悪化させてしまうのです。

便秘や下痢の原因になる

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が減少すると、腸内環境が悪化します。

悪玉菌が優勢な状態になると、腸内に悪玉菌が発生させたアンモニアやアミン、硫化水素、インドール、スカトール、フェノールなどの有害物質が増加します

これらの有害物質が増えると、便秘や下痢、便やオナラの臭いの悪化、肌荒れ、体臭や口臭の悪化、免疫力の低下などが引き起こされます。これらの不快な身体症状はストレスになるので、さらに腸内フローラが悪化するという悪循環が起きます。

また、ストレスは自律神経に影響を与えます。便を肛門のほうへと移動させる腸の「ぜんどう運動」は自律神経によってコントロールされているので、自律神経が乱れるとぜんどう運動も乱れます。

リラックスしているときに優位になる「副交感神経」が活発になると、ぜんどう運動はスムーズにおこなわれるとされていますが、ストレス過多の状態では、副交感神経が弱まります。

その結果、ぜんどう運動が鈍くなり、腸の内容物(ウンチ)がうまく運ばれず、便秘になってしまうのです。

反対に、ストレスによって副交感神経が強くなってしまう場合もあります。その場合は便が通常よりも早く先へと移動するので、腸壁による水分の吸収が充分におこなわれず、水分の多い下痢状の便ができてしまいます。

このように、ストレスによる善玉菌の減少と腸内環境の悪化は、さらにストレスフルな状況を招いてしまうのです。

ストレスを減らして腸内環境の悪化を予防する

善玉菌の減少と腸内フローラの悪化を防ぐには、ストレスケアが大事です。

しかし、ストレスを減らすといっても難しいもの。人間関係は改善したと思えば、またすぐ変化することもありますし、生きていればイヤなことは当然起こります。

そのため、ストレスをなくすことはできません。それではどうすれば良いのかというと、ストレスを受けるのは仕方のないものとして受け入れて、うまく折り合いをつけて生きていく、というのが良いのではないかと思います。

会社でストレスを受けたなら、家族や友人に相談したり、楽しい食事や会話をしたりしてストレスをやわらげる。

人間関係のトラブルに巻き込まれた場合は、すこしひとりの時間をつくったり、美味しいものを食べたりして心を落ち着かせる。

趣味やバスタイム、アロマなど、自分ならではのリラックスできる時間をつくることが大事だと思います。ストレスを受けても、それを忘れさせてくれる時間を持つことが重要です。

それと並行して、食事や善玉菌サプリの摂取などで、腸内フローラの悪化を食い止めるということも大事です。ストレスを受けて善玉菌が減るのなら、補充してあげれば良いのです。

というわけで、ストレス緩和のための自分なりの手段をもつこと、そして善玉菌サプリの摂取などで腸内フローラの悪化を食い止めること。この2つをおこなって、ストレスによる善玉菌減少の影響を抑えていきましょう。

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