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ビオフェルミンとは

便秘や下痢になった際に、お腹の調子を整えるために、常備薬としてビオフェルミンを置いている家庭は多いと思います。

ビオフェルミンとは、ビオフェルミン製薬の指定医薬部外品「新ビオフェルミンS」のこと。日本では非常にポピュラーな乳酸菌整腸剤であり、「人にはヒトの乳酸菌」というフレーズを誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

参考 : 新ビオフェルミンS

ここでは、そんな新ビオフェルミンSの効果や副作用などの情報提供と、このサイトで紹介している善玉菌を増やすサプリメントとの比較をします。

新ビオフェルミンSの効能

新ビオフェルミンSには、「ビフィズス菌」「フェカリス菌」「アシドフィルス菌」という3種類の乳酸菌が含まれています。どれもヒト由来の生きたものであり、善玉菌として働いて腸内環境を整えます。

ビフィズス菌の種類は「ビフィドバクテリウム・ビフィダム・G9-1」。フェカリス菌は「エンテロコッカス・フェカリス・129 BIO 3B」、アシドフィルス菌は「ラクトバチルス・アシドフィルス・KS-13」です。

どの菌も、食後に摂取することで生きたまま小腸や大腸まで届き、そこで増えるとされています。

新ビオフェルミンSの効能には「整腸(便通を整える)」「軟便」「便秘」「腹部膨満感」とありますので、便秘や下痢、ガス腹などの症状に対して有効であると考えられます。

生きた状態の善玉菌が腸内で増えることで、それらが産生する乳酸や酢酸などの有機酸が増えて、悪玉菌の増殖が抑えられたり、便通が改善されたりして腸内環境が改善されるという流れです。

錠剤タイプと顆粒(細粒)タイプがあり、錠剤タイプの場合は、15歳以上の人は1回3錠、1日3回の服用が目安となっています。

合計1日9錠ということになりますが、この用量で摂れる善玉菌の数は、それぞれ3億個。用量を守れば、合計9億個のビフィズス菌や乳酸菌などを、1日に摂取できるという計算になります。

指定医薬部外品として科学的な検証がおこなわれているものなので、用法と用量を守れば一定の効果は得られると思います。ただし、腸内フローラ(腸内細菌の生態系)は人それぞれであり、乳酸菌との相性というものがあります。

もし数週間から数ヶ月間、続けて服用しても効果が感じられないという場合は、ほかの整腸剤や善玉菌サプリを試してみることをオススメします。

副作用はないのか

新ビオフェルミンSは「医薬品」ではなく「指定医薬部外品」です。

指定医薬部外品とは、医薬品のなかで作用が緩やかなもので、ドリンク剤やカルシウム剤などと同じ扱いになっています。つまり効果がそこまで強くなく、副作用などの点で医薬品よりも安全性が高いものを指します。

そのため、新ビオフェルミンSを摂取しても、大きな副作用はないと考えられます。ただし、医師による治療を受けている場合は、事前に医師や薬剤師に相談する必要があります。

また、もともと健康な人間の腸内で発見された善玉菌が使用されているので、下剤などと違って習慣性はありません。慣れてしまったり、途中から効き目がなくなったりということは通常は考えにくいです。

もしそういった状態になった場合は、別の要因で腸内環境が乱れている可能性があるので、やはり医師や薬剤師に相談するのが良いでしょう。

妊娠中でも服用していいのか

新ビオフェルミンSは、妊娠中や授乳中に服用しても問題のない整腸剤です。

含まれている善玉菌はヒト由来であり、健康な人間の腸内から見つかったもの。つまり、もともと人間の体内に存在するものですので、不安になる必要はないです。

体内に吸収されたり、害になったりすることはないので、妊婦さんや出産後のママさんが服用したとしても特に問題はないと考えられます。ただ心配な場合は、薬剤師などに相談してみてください。

※ 医薬品などの服用は、自己責任で慎重におこなってください。

新ビオフェルミンSの飲み方

指定医薬部外品なので、用法を守らないと想定した効果は得られません。

新ビオフェルミンSの製品情報には、15歳以上の場合は1回3錠、1日3回、食後に服用することと書かれています。

なぜ食後に服用するべきとされているのかというと、乳酸菌が生きた状態で腸まで届くようにするためです。一般的にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は胃酸に弱く、胃を通る段階で死滅してしまいます。

しかし、食後の胃酸が弱まったときであれば、種類によっては生きたまま腸まで到達することが可能です。

空腹時の胃内はpH1〜2程度とされており、その環境では多くの善玉菌が死滅しますが、食後の胃内のpH4〜5ほどの状態であれば、新ビオフェルミンSに含まれている善玉菌は生きたまま腸まで届くことがわかっています。

そのため、胃に食べ物を入れた状態のときに服用することがすすめられているのです。

また、便秘や下痢になったときだけ飲むのではなく、普段から服用しておくことが大切です。整腸というのは1日でできるものではなく、毎日の習慣が大事だからです。

新ビオフェルミンSは指定医薬部外品であり、効き目が緩やかなので、即効性は低いです。毎日の健康習慣として食後に飲むということを続けておくことが、いざというときの対策になるのです。

善玉菌サプリとの比較

乳酸菌整腸剤は善玉菌サプリとは違います。新ビオフェルミンSは指定医薬部外品であり、効果や効能をうたえますが、サプリメントは食品なので、基本的に効能は表示できません。

ただ、サプリメントにはより大量に同じような成分が含まれている場合があります。たとえば、新ビオフェルミンSに含まれているフェカリス菌は、久光製薬の「乳酸菌(EC-12)」というサプリにも含まれています。

新ビオフェルミンSの含有量は1日あたり3億個、乳酸菌(EC-12)の含有量は1日あたり1兆個です。同じフェカリス菌でも菌株が違いますので、厳密には別の菌ということになりますが、この含有量の差は非常に大きいと思います。

また、同じサプリメントでも、森下仁丹の「ヘルスエイド®ビフィーナEX(エクセレント)」は消費者庁に届出済みの「機能性表示食品」であり、含有成分のビフィズス菌について、その機能性を表示することができます。

一概には言えませんが、サプリメントのほうが乳酸菌などが大量に含まれている場合が多いです。また中には、ヘルスエイド®ビフィーナEX(エクセレント)のように、その機能性をきちんと表示しているものもあります。

乳酸菌との相性や求める効果などは人それぞれだと思いますが、個人的な知識と経験から言えば、整腸剤よりもサプリメントのほうがオススメです。

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消費者庁に届出された機能性表示食品なので、安心・安全。含まれるビフィズス菌(ロンガム種BB536)が、腸内フローラを良好にして、便通を改善します。

送料込みのお試し価格は、3,980円(税込)。初めて善玉菌サプリを試すなら、森下仁丹のヘルスエイド®ビフィーナEX(エクセレント)がオススメです。

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